2024年05月11日

KSC SIG P232を購入してみての自分なりの考察

てっちです。

久しぶりの投稿になりますが、この度KSCより十数年ぶりにP232が再販されたので購入しました。

実は、昔の発売当時P230・P232の両方を購入していた過去があり、当時は自分なりに色々と改良したりしてサバゲで使えるように改良していました。

当時、訳あってP230・P232の両方を手放してしまいましたが、最近になってマルゼンのPPKが新発売された時、P232も再販してくれれば良いのにな~と思った矢先、何と!偶然にも再販されたではないですか!
なので、思わずポチった訳ですよ。

本日届いたので、ここまで来たらレビューしないと!などと思ったりもしたのですが、他にレビューされている諸先輩方が沢山いらっしゃったので、ここでは自分なりに気づいた所、このシリーズの欠点?などを紹介したいと思います。

まずはこちら。

今回購入したP232になります。

スライドを引いた状態


で、早速マガジンにガスを入れて空射ちしてみた。
うん、昔とほとんど変わっていない。
で、BB弾を2・3発マガジンに込めて撃ってみたが、うん?こんな感じだったかな?。

まさかと思い、早速分解してみる。

ゲッ!?昔と全く変わらない!て言うか、ほとんど改良されていない!?

悪名高い?ピストンカップの材質はさすがに変更されていました。

が、昔のKSCのガスブロでよく採用されていたインナーピストン方式は依然残ったまま!

インナーピストンの縁には2・3発撃ったB
B弾の削りかすが付着・・・。

実はこのインナーピストン方式が命中精度の低下になる原因の一つなのですよ。

その理由がこちら。

BB弾の真ん中辺りにバリみたいな傷があるのが判るでしょうか?
実はこれ、インナーピストンで出来た傷になります。

インナーピストン方式は、WAのマグナと同じチャンバー内のBB弾の存在の有無でインナーピストン(WAではフローティングバルブ)を作動させる原理ですが、WAの方はプラスチック製なのでBB弾を傷つけることはありません。

しかし、KSCのインナーピストンは、パイプの肉厚が薄くて金属なのと、最近のBB弾でバイオBBなどは弾の表面が少し柔らかめの物が多いので、BB弾の種類によってはブローバック時のインナーピストンの打撃にBB弾が負けて傷が入り、ホップのかかりの不安定などに影響が出る可能性があるのです。

その他にも、ブローバックしてスライドストップがかかっても、ピストンカップの抵抗のせいでシリンダーが元の位置に戻らず、マガジン交換したら戻ってないシリンダーノズルがマガジン装着の際に、マガジンリップのBB弾にノズルが当たってマガジンから数発BB弾が飛び出るなどの症状とかあったですな。

P230の時は、ピストンにOリング構造だったので上記のような症状は無かったし、似たようなピストン構造では、マルゼンのPPKシリーズが近い。

マルゼンPPKシリーズもシリンダーリターンSPが無い構造だが、ブローバック時に少しだけシリンダーが元の位置に戻るので、P232のような症状は無し。
何故マルゼンがあの構造をずっと採用しているのか。

現状が判明したので、明日は当時やった改良などをやろうかなと思う。

今教えられる事は、インナーピストンの廃止と代替えの負圧バルブの作成、初速の向上かな。

改良が一段落したら報告します。

では。



 
  


Posted by てっち at 21:36