2023年08月31日
マルゼンのガスブロ方式の初速向上について
てっちです。
前回、ワルサーPPK/Sのチャンバーパッキンをイジった事による初速低下を補うため、マガジンのバルブや切替バルブなどを調整していたのですが、とりあえず満足した結果が得られたので紹介したいと思います。
まずはこちら。

切替バルブとSPとバルブガイド?(名称が分からないので以下ガイドと呼称)です。
で、バルブとSPはノーマルのままですが、ガイドは加工しています。
こちら。

写真が下手くそなので判りにくいと思いますが、発射側のガイドのチャンファー(面取り)を切り取り、シリンダー側の後方に、V字の溝を設けています。
この加工の説明ですが、発射側の薄いチャンファーは、切替バルブの作動をより確実にするためにシリンダー側にガス圧が向くよう設けてあります。
実は、このチャンファーの部分が大変重要で、これが無いと切替バルブが動かず、作動したとしても空撃ちならまだしも弾込めた状態では、1発目でマガジン内のガスが全部吹き出します。
しかし、切替バルブを別の方法で確実に動かす事が出来れば、発射側のガス流入の妨げになるチャンファーは要らないよね?と自分は考えました。
その為、写真の様に発射側のガスの流れの妨げになるガイドのチャンファーを切り取り、代わりにシリンダー側に最初から積極的に切替バルブが動くよう、V字の溝を設けました。
で、加工後の初速ですが、弾マルイ0.25gバイオ、気温28度、マガジンを軽く手で温めた状態での結果がこちら。

ちょっと上がり過ぎてますね。
実際、マガジンにガス満タンで装弾数の全弾は何とか打ち切れますが、ガスに余裕がありません。
それほどガス消費量が増大しました。
なので、燃費が改善するように、切替バルブガイドの形状修正と、切替バルブSPのレートなどを変更してみて、もう少し初速も抑えて余裕で1マガジン以上撃てるように調整してみようと思います。
参考にされる方は自己責任で。
とりあえず結果報告でした。
では。
前回、ワルサーPPK/Sのチャンバーパッキンをイジった事による初速低下を補うため、マガジンのバルブや切替バルブなどを調整していたのですが、とりあえず満足した結果が得られたので紹介したいと思います。
まずはこちら。

切替バルブとSPとバルブガイド?(名称が分からないので以下ガイドと呼称)です。
で、バルブとSPはノーマルのままですが、ガイドは加工しています。
こちら。

写真が下手くそなので判りにくいと思いますが、発射側のガイドのチャンファー(面取り)を切り取り、シリンダー側の後方に、V字の溝を設けています。
この加工の説明ですが、発射側の薄いチャンファーは、切替バルブの作動をより確実にするためにシリンダー側にガス圧が向くよう設けてあります。
実は、このチャンファーの部分が大変重要で、これが無いと切替バルブが動かず、作動したとしても空撃ちならまだしも弾込めた状態では、1発目でマガジン内のガスが全部吹き出します。
しかし、切替バルブを別の方法で確実に動かす事が出来れば、発射側のガス流入の妨げになるチャンファーは要らないよね?と自分は考えました。
その為、写真の様に発射側のガスの流れの妨げになるガイドのチャンファーを切り取り、代わりにシリンダー側に最初から積極的に切替バルブが動くよう、V字の溝を設けました。
で、加工後の初速ですが、弾マルイ0.25gバイオ、気温28度、マガジンを軽く手で温めた状態での結果がこちら。

ちょっと上がり過ぎてますね。
実際、マガジンにガス満タンで装弾数の全弾は何とか打ち切れますが、ガスに余裕がありません。
それほどガス消費量が増大しました。
なので、燃費が改善するように、切替バルブガイドの形状修正と、切替バルブSPのレートなどを変更してみて、もう少し初速も抑えて余裕で1マガジン以上撃てるように調整してみようと思います。
参考にされる方は自己責任で。
とりあえず結果報告でした。
では。
2023年08月29日
マルゼン ワルサーppksのホップを改良してみた
てっちです。
今回は、マルゼン ワルサーPPK/sのホップを自分なりに改良したので紹介します。
まず、インナーバレルの加工がこちら。

上がノーマルで、下が加工したバレルになります。
で、代わりのホップパッキンがこちら。

約1.5ミリ厚のシリコン板から切り出し、デザインナイフとリューターで整形加工しました。
で、バレルに装着した状態がこちら。

斜めからは、

こんな感じ。
チャンバーパッキンも加工しました。

内側の出っ張りを、ほとんど削り取ってBB弾の抜弾抵抗を減少させました。
で、アウターバレルに組んだ状態が、

純正のホップパッキンは、逆さまにしてテンショナーとして使用
さらに組んだ状態。

調整用イモネジは、自分で位置決め穴開け加工して装着しました。
チャンバー内からのホップパッキンの状態は、

こんな感じです。点から面ホップにしたつもりです。
で、野外で試射した所、0.25gで30m位はマルイに匹敵するくらいの弾道になりました。
ノーマルは弾道が30m手前で左右にスライス叉はドロップしていたし、0.25gではホップが厳しい感じだったので。
初速の低下はチャンバーパッキンの出っ張りを削ったので、少し低下しました。ホップ自体での初速低下は無いかと。
ただ、ちょっとホップが効きすぎかな?
0.2gだと0ホップ、0.25gで少し調整する位。
ここは要調整ですね。
自分が思うに、マルゼンのハンドガンに使われているホップシステムはもう古いと思います。
実際、部品取りのため、約5年ぶりに新品のPPK/Sを購入しましたが、何も改良されていませんでした。
今まで使用していたPPK/Sとのパーツの互換性があるので、別の意味で助かりますが。
一応、PPK/Sは純正でクラシックサイレンサー/可変ホップバレルセットがあり、自分もかなり昔に購入したことがあるのですが、ホップの調整が超シビアでつまずきホップの特徴である初速減少の発生と、金属アウターがスライドとの摩擦でピンクっぽい地肌の色が出てきたのが気に入らなかったので、誰かにあげた記憶があります。
今回のホップ改良は、自分でも納得いく結果となりました。
次回はMARUZENのブローバックシステムについて、自分なりに色々検証した結果をご報告出来ればなと思います。
では。
追伸
マルゼンの製品の取扱説明書には、一切、部品番号等は記載はありません。
ハンドガンだけかも知れませんが。
なので、パーツだけの注文は出来ないのでもう一丁購入した次第。
で、バラして気付いたのがこちら。

バレル一式とフレームを繋げるピンですが、抜け防止のギザギザが大きいのが今までのピンで、ギザギザがほとんど無いのが今回購入した方のピンです。
新しい方は、ピンをペンチか何かでカシメて抜け防止部分を作っただけっぽい。
コスト削減とはいえ、これはねー・・・・。
あんまりかな。
今回は、マルゼン ワルサーPPK/sのホップを自分なりに改良したので紹介します。
まず、インナーバレルの加工がこちら。

上がノーマルで、下が加工したバレルになります。
で、代わりのホップパッキンがこちら。

約1.5ミリ厚のシリコン板から切り出し、デザインナイフとリューターで整形加工しました。
で、バレルに装着した状態がこちら。

斜めからは、

こんな感じ。
チャンバーパッキンも加工しました。

内側の出っ張りを、ほとんど削り取ってBB弾の抜弾抵抗を減少させました。
で、アウターバレルに組んだ状態が、

純正のホップパッキンは、逆さまにしてテンショナーとして使用
さらに組んだ状態。

調整用イモネジは、自分で位置決め穴開け加工して装着しました。
チャンバー内からのホップパッキンの状態は、

こんな感じです。点から面ホップにしたつもりです。
で、野外で試射した所、0.25gで30m位はマルイに匹敵するくらいの弾道になりました。
ノーマルは弾道が30m手前で左右にスライス叉はドロップしていたし、0.25gではホップが厳しい感じだったので。
初速の低下はチャンバーパッキンの出っ張りを削ったので、少し低下しました。ホップ自体での初速低下は無いかと。
ただ、ちょっとホップが効きすぎかな?
0.2gだと0ホップ、0.25gで少し調整する位。
ここは要調整ですね。
自分が思うに、マルゼンのハンドガンに使われているホップシステムはもう古いと思います。
実際、部品取りのため、約5年ぶりに新品のPPK/Sを購入しましたが、何も改良されていませんでした。
今まで使用していたPPK/Sとのパーツの互換性があるので、別の意味で助かりますが。
一応、PPK/Sは純正でクラシックサイレンサー/可変ホップバレルセットがあり、自分もかなり昔に購入したことがあるのですが、ホップの調整が超シビアでつまずきホップの特徴である初速減少の発生と、金属アウターがスライドとの摩擦でピンクっぽい地肌の色が出てきたのが気に入らなかったので、誰かにあげた記憶があります。
今回のホップ改良は、自分でも納得いく結果となりました。
次回はMARUZENのブローバックシステムについて、自分なりに色々検証した結果をご報告出来ればなと思います。
では。
追伸
マルゼンの製品の取扱説明書には、一切、部品番号等は記載はありません。
ハンドガンだけかも知れませんが。
なので、パーツだけの注文は出来ないのでもう一丁購入した次第。
で、バラして気付いたのがこちら。

バレル一式とフレームを繋げるピンですが、抜け防止のギザギザが大きいのが今までのピンで、ギザギザがほとんど無いのが今回購入した方のピンです。
新しい方は、ピンをペンチか何かでカシメて抜け防止部分を作っただけっぽい。
コスト削減とはいえ、これはねー・・・・。
あんまりかな。
2023年08月13日
私がエアガン等の中古品購入時に気を付けている事
てっちです。
最初に断わっておきますが、私はガスブロなどのエアガンを中古で購入する場合、中古品を取り扱うエアガンショップなどの専門店等では無く、主にリサイクルショップ等をメインとして購入しておりますので、そちらでの購入を前提として気を付けている事を、購入前と購入後に分けて書きたいと思います。
購入前
リサイクルショップなどで掘り出し物があった時、物欲に負けて状態をよく確認せずに購入してしまうと、後々後悔する事となります。
ですので、購入する際は必ず店員に声をかけて商品を触らせてもらい、出来ればスライドなどを自分で外すか店員にお願いしてバラし、機関部に破損、変なオイルやグリスの付着、またマガジンはガス漏れ等が無いか、店員さんによく聞いて細部まで確認した方が良いでしょう。
私が今まで経験した事があるのが、スライドノッチ欠け、スライドストップ・スライドの割れ、スライド・フレーム内の部品の欠損・破損、変な汚れの不着、意味不明な塗装、CRC系のオイル使用の痕跡(特有のニオイで判ります)などがあり、ショップによってはジャンク品を程度の良い可動品として販売しているのもありました。
特にCRC系のオイルは、エアガンに使用されていると壊れますので要注意です。
もし、リサイクルショップで商品を触らせてもらえない場合は絶対に怪しいと思った方が良いでしょう。
購入後に不具合があった場合、リサイクルショップによっては返品不可としている所もありますので、よく注意されて下さい。
購入後
私が購入後に実践している事項ですが、最初から動作確認等は絶対にせず、まずは必ず分解して各パーツの摩耗や破損が無いかどうか、ショップで確認出来なかった細部の部分まで点検します。
何故、購入後にすぐ動作確認せずに分解するのかと言うと、万が一オイル切れとはともかく、異物の不着やパーツの破損などがあった場合、最悪の場合は動作確認時に破損させてしまう可能性があるためです。
なので、細部の確認と付着しているオイル・グリス等はキレイに除去し、新たに注油等のメンテナンスを行ってから、ここで初めて動作確認をします。
動作が良好ならばラッキーであり、悪ければ、ひたすら原因究明に明け暮れるでしょう。
以上のように、リサイクルショップ等から購入する場合、ある程度の知識等が無いと無駄銭になりますので、本当に分解などに自信の無い方については、エアガン専門店での購入をお薦めします。
買い手が知らない内に法的に不利にならないよう・・・・
あまり参考にはなりませんが。
では。
最初に断わっておきますが、私はガスブロなどのエアガンを中古で購入する場合、中古品を取り扱うエアガンショップなどの専門店等では無く、主にリサイクルショップ等をメインとして購入しておりますので、そちらでの購入を前提として気を付けている事を、購入前と購入後に分けて書きたいと思います。
購入前
リサイクルショップなどで掘り出し物があった時、物欲に負けて状態をよく確認せずに購入してしまうと、後々後悔する事となります。
ですので、購入する際は必ず店員に声をかけて商品を触らせてもらい、出来ればスライドなどを自分で外すか店員にお願いしてバラし、機関部に破損、変なオイルやグリスの付着、またマガジンはガス漏れ等が無いか、店員さんによく聞いて細部まで確認した方が良いでしょう。
私が今まで経験した事があるのが、スライドノッチ欠け、スライドストップ・スライドの割れ、スライド・フレーム内の部品の欠損・破損、変な汚れの不着、意味不明な塗装、CRC系のオイル使用の痕跡(特有のニオイで判ります)などがあり、ショップによってはジャンク品を程度の良い可動品として販売しているのもありました。
特にCRC系のオイルは、エアガンに使用されていると壊れますので要注意です。
もし、リサイクルショップで商品を触らせてもらえない場合は絶対に怪しいと思った方が良いでしょう。
購入後に不具合があった場合、リサイクルショップによっては返品不可としている所もありますので、よく注意されて下さい。
購入後
私が購入後に実践している事項ですが、最初から動作確認等は絶対にせず、まずは必ず分解して各パーツの摩耗や破損が無いかどうか、ショップで確認出来なかった細部の部分まで点検します。
何故、購入後にすぐ動作確認せずに分解するのかと言うと、万が一オイル切れとはともかく、異物の不着やパーツの破損などがあった場合、最悪の場合は動作確認時に破損させてしまう可能性があるためです。
なので、細部の確認と付着しているオイル・グリス等はキレイに除去し、新たに注油等のメンテナンスを行ってから、ここで初めて動作確認をします。
動作が良好ならばラッキーであり、悪ければ、ひたすら原因究明に明け暮れるでしょう。
以上のように、リサイクルショップ等から購入する場合、ある程度の知識等が無いと無駄銭になりますので、本当に分解などに自信の無い方については、エアガン専門店での購入をお薦めします。
買い手が知らない内に法的に不利にならないよう・・・・
あまり参考にはなりませんが。
では。
2023年08月06日
ハイキャパのグリップ周りを弄ってみた
てっちです。
快調に動いているハイキャパですが、ちょっと気分転換にグリップを自分なりに加工してみました。
こちら。



変更箇所は、トリガーガード全面、グリップのステップリングの一部除去とトリガーガード下の削り込み、グリップセーフティの段差除去です。
時間が無かったので細部の処理は未だです。
なので仕上げは荒いかと。
では。
快調に動いているハイキャパですが、ちょっと気分転換にグリップを自分なりに加工してみました。
こちら。



変更箇所は、トリガーガード全面、グリップのステップリングの一部除去とトリガーガード下の削り込み、グリップセーフティの段差除去です。
時間が無かったので細部の処理は未だです。
なので仕上げは荒いかと。
では。